別居してたら夫が浮気してた!慰謝料って請求できるの?
別居中の夫に慰謝料請求できるのか分からずに、困っていませんか?
この記事では、
- 別居中に夫が浮気した場合、慰謝料請求できるのか?
- 別居しただけで離婚できるのか?
- 別居中の生活費は請求できるのか?
について解説しています。
別居期間が短ければ、慰謝料請求可能です。
別居しただけだと、裁判離婚までこじれた場合は難しいです。
別居中の生活費は基本的に請求できます。
本記事を読めば、別居と慰謝料、その他のお金の基本が分かります。
離れて暮らす夫にモヤモヤせずに、冷静に離婚か再構築かを考える時間が生まれます。
それでは、解説して行きます。
参考書籍
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- 不貞(浮気)が原因で離婚する際の注意点
- DV、モラハラ夫との離婚時の注意点
- 財産分与や子ども親権者に関する取り決め
- 離婚協議書のサンプル紹介
など、離婚"後"に陥りやすい問題と対策を幅広く解説しています。
別居中の浮気、慰謝料を請求できるのか?
夫婦関係の破綻があるかどうかが判断ポイントの一つです。
慰謝料請求が訴訟に発展し、裁判で夫婦関係が破綻していると判断された場合は、慰謝料請求ができない可能性があります。
夫婦関係の破綻を判断するポイントは個々の事情によるので一概に言えません。
しかし、別居期間の長さはポイントの一つです。
別居している場合、慰謝料請求された側が、別居期間の長さを証明できた場合、婚姻関係の破綻が認められます。
婚姻関係が破綻した状態で夫が他の異性と関係を持ったとしても、不貞行為と判断されなくなるからです。
夫婦関係の破綻を証明できる別居期間の目安はとしては、大体5年以上と言われています。1
裁判と訴訟の違いって?
裁判:裁判所が判決を下す行為を指す。
訴訟:裁判を起こす、判決を下す、判決を受ける、控訴するなど裁判所で行う行為全般を指す。
別居中の浮気の証拠集め
半年から5年以内の別居期間である場合、別居中の夫の浮気があった場合に慰謝料請求が認められる可能性があります。
慰謝料請求が訴訟に発展する場合に備えて、不貞(浮気)の証拠を収集しておく必要があります。
証拠を得るなら探偵への依頼がおすすめ
浮気の証拠は、夫と浮気相手の性的関係の証拠です。
強力な証拠としては、ラブホテルに夫と浮気相手が二人で出入りしている写真・動画です。
これらの証拠を押さえる場合、探偵への依頼が望ましいです。
依頼料の高さがネックですが、夫の行動パターンを把握して調査日を絞って依頼すれば依頼料の節約につながります。
当サイトで扱っている探偵社は相談無料、24時間受付、匿名相談OKな探偵社が多いです。
別居に加えて、浮気の発覚で混乱しがちな状況を整理するだけでも探偵社のカウンセリングを活用できます。
別居しただけで離婚できるのか?
離婚の種類によって変わってきます。
協議離婚・調停離婚
協議離婚であれば可能です。
夫婦間の話し合いで合意して離婚するという前提のため、離婚理由は問われません。
調停離婚も同様で、こじれた話し合いを裁判所が間に入って調整するのが目的なのでここでも離婚理由は問われません。
※自分の主張を通すための証拠の提示は必要です。
裁判離婚
問題になるのは裁判離婚に発展した場合です。
この場合、民法770条にある5つの離婚理由に該当する必要があります。
- 配偶者の不貞行為があった
- 配偶者から悪意の遺棄を受けている
- 配偶者の生死が3年以上不明である
- 配偶者が回復困難な重度の精神障害を患っている
- その他婚姻関係を継続しがたい重大な事由がある
「別居のみ」行った場合、上記の離婚理由を関連付ける必要があります。
例として、「夫が一方的に家を出てしまい、生活費を渡してくれなくなったので生活ができない」などの場合は、「2. 悪意の遺棄」に該当する可能性が出てきます。
⇒夫がオンラインゲームで浮気!?離婚や慰謝料請求ができるのか解説
別居中の生活費を請求できるの?
あまりに身勝手な理由での別居では無い限り、生活費を請求できます。
夫婦関係の生活費を婚姻費用と言います。
婚姻費用は夫婦間で分担する義務があります。
夫婦間の生活レベルに差を出さないことが目的になるため、収入の高い方から低い方に婚姻費用を支払う必要があります。
そのため、夫の方が収入が高い場合は請求可能です。
別居する場合に、夫婦間で話し合って支払金額や支払い方法を決めます。
それでも支払われない場合は、婚姻費用分担請求という形で請求します。
最初は電話やメールなどで夫に請求して、応じなければ支払いの申立てを家庭裁判所に行います。
申立書を家庭裁判所のHPからダウンロードして記入して、裁判所に送ります。(申し立て)
その後に家庭裁判所が間に入って夫と調停に入ります。
弁護士への相談がおすすめ
離婚協議こじれてしまった場合や、婚姻費用が不払いになった場合は、弁護士への相談がおすすめです。
弁護士って相談料だけでお金かかるんですよね?
相談無料に押さえる方法はあります。
法テラス
法テラスであれば、電話・メールで問い合わせ可能です。相談料も無料のため、活用してください。
お住いの近くの法テラスを検索できます。
法律事務所でも初回相談無料
ワンピース法律事務所であれば、初回相談が無料となります。
また、離婚関連を扱う事務所のため離婚後に発覚した浮気への慰謝料の対応も可能です。
電話、LINE、メールで弁護士と連絡が取れるシステムです。
所在地は東京都ですが、全国区に対応しています。
まとめ
今回は、
- 別居中の浮気、慰謝料を請求できるのか?
- 別居しただけで離婚できるのか?
- 別居中の生活費を請求できるの?
について解説しました。
別居中の浮気、慰謝料を請求できるのか?
別居期間に応じて変わってきます。
別居期間が5年以上と長い場合、夫婦関係が破綻しているの判断される可能性があります。
そうすると、夫婦関係が破綻した状態で他の異性と不貞行為があっても慰謝料を請求できません。
別居期間が短い場合は、探偵へ依頼して証拠を収集しておきたいところです。
当サイトで扱っている探偵社は相談無料、24時間受付、匿名相談OKな探偵社が多いです。
別居に加えて、浮気の発覚で混乱しがちな状況を整理するだけでも探偵社のカウンセリングを活用できます。
別居しただけで離婚できるのか?
協議離婚や調停離婚であれば離婚できます。
離婚理由を問われないからです。
離婚協議がこじれて裁判離婚に発展した場合に問題になります。
離婚裁判で離婚を主張する場合、民法770条にある5つの離婚理由に該当する必要があるからです。
別居している事実に加えて、離婚理由のどれに該当するかを証明する必要があります。
ただし、個々の事情で判断されるため一概には言えないため、弁護士に相談してみるのがおすすめです。
別居中の生活費を請求できるの?
身勝手な理由での別居でなければ基本的に請求可能です。
夫婦には婚姻費用分担義務があるからです。
最初は夫と話し合いで金額を決めます。不払いなどのトラブルがあった場合は家庭裁判所に支払いの申立てを行います。
また、調停を行わなくとも、夫への内容証明郵便の送付を行うことも効果的です。
弁護士に相談してみることで、貰いそびれているお金を請求できます。
弁護士への相談がおすすめ
いずれの場合でも、弁護士への相談がおすすめです。
実際に対応を依頼しなくても、相談だけでも行っておくと他にも請求できるお金の情報などを提供してくれます。
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どこから読んだらいいかわからない・・・
という方は、「浮気調査を依頼する探偵の選び方をイチから解説」から読み始めてください。