夫が浮気していた。許せない!!
離婚を考えているんだけど、慰謝料?っていくらもらえるの?
あと浮気相手にも慰謝料を払わせたい!!
浮気夫へ慰謝料請求したいものの、いくら貰えるのか分からず困っていませんか?
この記事では
- 慰謝料の相場
- 浮気相手にも慰謝料を請求できるのか?
- 慰謝料請求には何が必要なのか?
について解説しています。
この記事を読めば、慰謝料の相場や慰謝料請求に必要な事が分かります。
慰謝料の相場を知れば、離婚後の生活をシミュレーションできます。
参考書籍
本記事は以下の書籍を基に執筆しております。
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図解イラスト&事例でよくわかる! 離婚後のトリセツ [ 大西信幸 ] 価格:1,650円 |
本書を執筆したのは、ラポール綜合法律事務所代表の弁護士・大西 信幸氏です。
現役弁護士が実務経験に基づいて、離婚後の慰謝料請求方法の解説している他、
- 不貞(浮気)が原因で離婚する際の注意点
- DV、モラハラ夫との離婚時の注意点
- 財産分与や子ども親権者に関する取り決め
- 離婚協議書のサンプル紹介
など、離婚”後”に陥りやすい問題と対策を幅広く解説しています。
慰謝料の相場
書籍「図解イラスト&事例でよくわかる!離婚後のトリセツ」によれば、以下のような相場になります。
一部を引用します。
●原因が「不貞行為」の場合・・・・・・・100万~500万円
●原因が「DV(暴力・精神的虐待)」の場合・・・・・・・50万~500万円
●原因が「悪意の遺棄」の場合・・・・・・・50万~300万円
図解イラスト&事例でよくわかる!離婚後のトリセツ p.101より抜粋
あくまで相場のため、実際の金額は変動があります。個々の判断事情を考慮して決定されます。
慰謝料とは?
慰謝料とは、不貞行為(浮気)や日常的な暴力などの不法行為に対して受けた、精神的苦痛に対する慰謝を金銭で支払うことを言います。
分かりやすく説明すると、精神的苦痛を客観的に評価して、それに見合ったお金で補償する制度です。
そのため、性格の不一致などの理由では慰謝料の請求は難しいと言えます。
慰謝料の請求先は2種類あります。
- 配偶者(自分の夫または妻)
- 浮気相手
「1」「2」どちらも相場は変わりません。
浮気相手にも慰謝料請求できるのか?
浮気が原因で離婚する場合、離婚原因を作った第三者にも慰謝料請求が可能です。
浮気相手が以下のような場合に請求可能です。
- 浮気相手が夫は既婚者であることを知っていた。
- 既婚者だと知らなかったことに過失があった。(簡単な嘘をろくに調べもせずに信じていたなどの場合)
浮気相手への慰謝料請求の流れ – 5Step
慰謝料請求の流れを順を追って解説します。
相手を話し合って慰謝料を請求する示談から始まります。
示談が不成立になった場合は、訴訟を起こすのが大まかな流れです。
不貞(浮気)の証拠はあらかじめ集めておかないと、浮気相手や夫に証拠を消されてしまう危険性があります。
- ステップ1不貞の証拠集め
- 不貞の証拠を収集
- 浮気相手の住所を特定する(自分でやるのが難しい場合は探偵に依頼)
- ステップ2慰謝料の請求を内容証明郵便で浮気相手に送る
内容証明郵便とは日本郵便の説明を引用すると以下の通りです。
一般書留郵便物の内容文書について証明するサービスです。
いつ、いかなる内容の文書を誰から誰あてに差し出されたかということを、差出人が作成した謄本によって当社が証明する制度です。
日本郵便株式会社より抜粋 https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/syomei/index.html今回の場合は浮気相手への慰謝料請求を行ったことを客観的に証明するために利用します。
- ステップ3浮気相手と話し合って示談交渉
当人同士での話し合いもできますが、弁護士を代理人に立てて話すこともできます。慰謝料請求が認められれば支払われます。
- ステップ4示談が不成立の場合は訴訟
- 和解する場合…慰謝料が支払われる。
- 和解しない場合…証拠調べ手続き(本人・証人尋問)を行い、判決を受ける。(ここで不貞の証拠が必要となります。)
- ステップ5判決
- 請求認容…慰謝料請求が認められる。
- 請求棄却…慰謝料請求が認められない。(判決に不服があれば控訴、上告を行う)
※1 出典:図解イラスト&事例でよくわかる!離婚後のトリセツ p.103
不貞の証拠が必要
示談にせよ訴訟にせよ、不貞(浮気)の証拠は必要です。
ご自身で証拠を集めることも不可能ではありません。しかし、裁判で通用する証拠となると素人が収集するには限界があります。
具体的には、
- 夫と浮気相手がラブホテルに出入りしている写真。(二人の顔が分かるレベル)
- 相手宅や自宅に出入りしている写真(できれば深夜帯)
が証拠になりえます。
これを収集するためには、いくつもの工程が必要です。
- 夫の行動パターンを特定する。
- 夫と浮気相手に気づかれずに尾行する。
- 二人の顔がはっきり判別できるレベルで写真を撮影する。
- 浮気相手の住所氏名を特定する。
探偵に依頼
裁判で通用する証拠を収集するなら、探偵へ依頼するのがおすすめです。
時系列で報告書を作成してくれて、さらに夫と浮気相手の顔や、浮気相手の住所の特定まで行ってくれます。
実際の離婚裁判で採用される経験があるため、実績も申し分ありません。
デメリットとしては、料金の高さが挙げられますが、ご自身で夫の行動パターンを調査して、調査日を絞って依頼すれば依頼料を節約することが可能です。
料金相場や料金体系については「浮気調査の費用が安い探偵社を解説」で詳しく解説されています。
- どれくらい調査期間がかかるのか?といった疑問
- 依頼料を安くする方法
については、「探偵の浮気調査期間は?依頼料を安くできる方法を解説」で解説しています。
当サイトで扱っている探偵社は、いずれも明瞭な料金体系となっております。
「料金体系がわかりやすい探偵社ランキング」で料金体系が分かりやすい安心して依頼できる探偵社を紹介しています。
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まとめ
今回は
- 慰謝料の相場
- 浮気相手への慰謝料請求の流れ
- 不貞(浮気)の証拠の必要性
について解説しました。
- 慰謝料の相場は不貞行為が原因の場合は100万~500万円です。
- 浮気相手にも慰謝料請求できます。
内容証明郵便で慰謝料請求の意思表示を行い、示談交渉→示談が不成立なら訴訟という形で請求を行います。
慰謝料請求には不貞の証拠が必要になります。
不貞の証拠とは、夫と浮気相手が性交渉またはそれに近い行為をした証拠を指します。
裁判で通用する証拠を得るためには、探偵に依頼するのがお勧めです。
報告書は時系列で夫と浮気相手の逢瀬が記録され、浮気相手の住所氏名も特定可能です。
料金が高いですが、自分で夫の行動パターンを把握して調査日を絞って探偵へ依頼すれば、費用を節約できます。
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慰謝料の相場を把握すれば、夫の言動にイライラすることなく次のアクションが取れます。
どこから読んだらいいかわからない・・・
という方は、「浮気調査を依頼する探偵の選び方をイチから解説」から読み始めてください。